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コンサルタントが一緒に銀行へ訪問する

今月に書かせていただきましたメルマガについて、ご感想をいただきましたので、この度、共有したいと思います。このご感想は、多くの中小企業経営者様が一度は感じたことのある内容ではないでしょうか。

一緒に地域金融機関へ訪問

ご感想

5年くらい前からメルマガを拝見しております・・・

この度の内容、本当にそう思います。

お金を借りる立場なので銀行に強く言えませんし、

かといって言いなりになるつもりは毛頭ありません・・・

同行してもらえるなら心強いです・・・

コメント

上記は、ある経営者様からのご感想の一部です。ご感想に対応するメルマガ内容は、「経営者様がひとりで銀行に訪問する際、不安と心配を感じる」です。

 

財務内容がとてもよく、これからの事業も明るければ、銀行へ訪問する際に不安や心配などはあまり感じないでしょう。しかし、この不安の程度は経営者様ひとりひとり異なりますので、一概に程度は申し上げられません。

 

例えば、ある経営者様は創業以来ずっと黒字経営だったのが、10年目にして初めて赤字決算となりました。この経営者様は、地域金融機関へ決算報告書を出すことが苦しくて弊社にご相談に来られました。

 

また、ある経営者様はリスケを7年間継続しているので、銀行との対応は慣れたし、相手が何を言うかは分かるので不安はないと言われます。

 

これを考えると、異なる企業のライフステージに入った際、地域金融機関の対応の変化が分からないので、不安や心配を感じるのでしょう。経験がないのですから当然です。

 

そして、この経験していない企業のライフステージに入ったとき、経営者様の相談相手の多くは税理士先生のようです。しかし、税理士先生にも色々な方がおられ、専門外ということで対応が鈍い方もいます。

 

また、税理士先生自体も銀行と対話した経験が無いため、ネット上にある情報の受け売り程度のアドバイスしかできないようです。しかし、経営計画書は作成できますので、資料の作成のみ行い、経営者様と社内で打合せ、銀行への訪問は経営者様ひとりになるのです。

 

ときに、そのアドバイスが論点違いのこともあり、経営者様はひとり、銀行からの質問に焦り、できもしない約束をその場で銀行員としてしまいます。当然、その約束は近い将来「できませんでした」という結果になり、銀行員は“だまされた”という気持ちを抱き、経営者様を責め信頼関係は崩壊します。

 

もし私たちが、経営者様と一緒に地域金融機関へ訪問してさえいれば、経営者様と銀行とのスムーズな対話を促し、両者の良好な信頼関係づくりへと導けたのに。とてもとても残念です。一度崩れた信頼関係を元に戻すには何年かかるでしょうか?

 

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この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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