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戦略と戦術

銀行から融資を受けやすくする考え方で、「戦略」と「戦術」とがあります。

「戦略」は大極的・長期的なもの、「戦術」は具体的・実際的なものです。

私が、中小企業経営者からご相談をいただく中で、銀行からスムーズに融資を受けられるようにするにはどうすればよいか、ということの質問を受けた場合、まずは中長期的な「戦略」をお話します。

銀行の融資審査において、企業の決算書の内容がどうであるかは、8割のウェートを占めます。そのため、次の決算期に、決算書が銀行の審査において最適な状態であるようにするために、今のうちからどうしておくべきか、ということを、私はまず、お話いたします。

企業の顧問税理士が、銀行が審査においてどういう考え方をするかを知らなかったり、税金対策第一であったりする場合、不幸なことに、銀行から融資を受けにくい決算書ができてしまいます。

決算書は、誰が作っても全く同じものになる、というわけではありません。作り方によって、大きく異なる決算書ができます。(粉飾決算というわけではありません。粉飾決算は、銀行を欺く行為であり犯罪です。やるべきではありません。)

顧問税理士が作ってくれる決算書が、はたして銀行から融資を受けやすくするという観点ではどうなのか、不安を覚えた経営者の多くが、私のところにご相談にこられます。

私は「銀行員の視点」から、お答えします。そして、次の決算では銀行から融資を受けやすくなるように、今後どうやっていけばよいのか、お答えしています。

銀行から融資を受けやすくするために、中長期的には、決算書が理想形になるようにどうしていけばよいのか、が対策の中心となります。

そのあと、短期的、つまりなるべく早い時期に銀行から融資を受けられるようにするにはどうすればよいか、というお話をします。

私のところにご相談に来られる方はたいてい、早い時期に融資を受けたい希望をお持ちなので、短期的にどうすればよいか、そのお話は避けて通れません。

短期的に考えると、融資審査の材料は直近の決算書、そして試算表です。

すでに出た決算書は、もう動かしようがありません。そのような材料を見て、どうやったらよいか、方向を考え、お話します。

場合によっては、私の会社と窓口ができている36社の金融機関に、私の会社から交渉を行うこともあります。

ただ、私どもは融資ブローカーではありません。融資を受けることが第一ではなく、企業の資金繰りが円滑にまわり、企業が元気になっていくようにしていくことが私の会社の使命と思っております。

決して、資金調達を行うにはどうすべきかという観点のみで、お話をすることはありません。

状況によっては、資金調達ではない、別の問題の解決策をお話することもあります。(実際、そのパターンの方が多いです。)

話は戻りますが、銀行から融資を受けやすくするには、まず「戦略」が重要です。戦略があった上、戦術を考えていきます。

「戦術」いわゆるテクニック的なものだけで考えては、失敗します。

「ここをこうすれば、融資が受けられるようになる」というようなテクニック論を耳にすることが多いですが、そのようなやり方は、うまくいきません。

あなたの会社が銀行から融資を受けやすくしたいのであれば、まずはそこのところ、しっかり頭に入れてください。

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