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取引銀行を絞る?

連日、多くの中小企業経営者様からご相談をいただきますが、その中で、取引銀行を集約、もしくは1行に絞りたい、という話もよく聞きます。

例えば、次のようなイメージです。

現状の借入
A銀行1億3千万円
B銀行 5千万円
C銀行 2千万円

こちらを、次のように集約
A銀行1億3千万円
B銀行 7千万円(C銀行の融資を借換)

もしくは、次のように集約
A銀行2億円(B銀行・C銀行の融資を借換)

しかし、こんなことは、行わないでください。

銀行とのつきあいにおいて、取引銀行は多く持つことは、鉄則です。

そうしないと、次のようなデメリットがあります。

・ある銀行に融資を申し込んで断られた場合、他に取引銀行がなければ別の銀行に融資を申し込むことはできない。

・優良な企業であれば金利引下げを交渉できるが、取引銀行が少ないと金利の競争相手がなく、金利は高止まりとなってしまう。

このように、取引銀行を集約することは、デメリットばかりでメリットはありません。

そもそも、優良な企業でないかぎり、集約しようとする銀行は、他の銀行の融資の借換を引き受けないことでしょう。

取引銀行の集約をしようと思っても、夢物語、で終わることが多いのです。

あなたが取引銀行の集約を考えても、99%、思い通りにならない、と考えてください。

それに加えて、デメリットばかりでメリットは何もないのです。

銀行から常に融資を受ける必要がある企業であれば、融資を申込む金融機関の選択肢を自らせばめることは、やってはならないのです。

選択肢は広げていくことが、鉄則です。

また上記の例で言えば、B銀行やC銀行の融資を完済しても、必要があればまたB銀行やC銀行に申し込めばよい、という考え方もあるでしょう。

しかし、B銀行やC銀行は、一度、融資取引が切れているので、その時の感情的なしこりは当然、残っています。

それに、空白の期間があると、その間、銀行は企業の業況ウォッチングができていないので、それができている場合よりも、融資審査は厳しくなります。銀行は、分からない企業には融資をしないのがセオリーです。

あなたの頭の中に

「取引銀行を集約しよう。」
「この銀行の融資は残り少ないから一括で返してしまおう。」
「融資をメイン銀行へ一本化しよう。」

という思いが少しでもあるのなら、早く取り除いてください。

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