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親族社員がいる会社

中小企業における親族社員の特徴

中小企業には、社内に親族・家族がいる会社は多いです。そのような会社でも、うまくまわっているうちはよいのですが、うまくまわらなくなると、親族社員がいる会社、独特の問題が多く出てきます。

 

まずよく出てくる問題は、親族社員が、給与に見合った働きをしないこと、です。

 

社長は親族に、どうしても甘い見方をしがちです。親族は仕事を離れた日常でもつきあうことが多いので、親族に対する接し方は、甘めになってしまいがちです。それが、多目の給料、ということにもつながっていきます。

 

しかし、経営が苦しくなった時に、その負担は重くのしかかってきます。

 

また、その給料の負担の問題とともに、親族に給料を多めに支払っている会社によく起こる問題は、他の一般社員からの不公平感です。

 

親族でない一般社員からすると、親族社員は、「なんでオレの方が、あの人(親族社員)よりがんばって働いているのに、あの人の方が給料が多いんだ。」という見方をされがちです。特に会社の状況が厳しくなってきた時は、一般社員は親族社員に対して、その思いを強く持ちます。

 

まして、経営が苦しい時に社員の給料が下げられた時は、その思いは強くもたれることになります。

 

給料の引下げの優先順位

だから、親族社員がいる会社で、どうしても社員の給料の引き下げに手をつけなければならない時は、次の優先順位で給料を引き下げることにします。

 

  1. 社長
  2. 役員
  3. 親族社員
  4. (親族でない)一般社員

 

また、親族社員の給料引き下げですむならまだしも、問題は、その親族社員が、引き下げ後の給料でも、その給料に見合った働きを全くしない場合です。職場にきてもぼーっとしているだけとか、ひどい場合には職場にもこないとか。

 

このような場合、その親族社員の存在が赤字の大きな原因にもなるし、そのような親族社員を放置しておくことが、他の一般社員の仕事へのやる気が大きく下がる原因にもなります。このような場合、社長はその親族社員と、徹底的な話合い(辞めてもらうことを前提に)するしかないでしょう。

 

ただ、やはり親族なので、社長は相当気を使うことでしょう。

 

特に、2代目や3代目などの後継ぎ社長は、自分がこの会社に入る前からいたその親族社員に対してとても気を使います。その社長が子どものころ、会社に遊びに来て、その親族社員とたくさん遊んでもらった、というのはよくありがちな話です。

 

それでも、会社をつぶさないためには、その親族社員と徹底的な話合いをするしかありません。

 

親族との仲をとるか、会社再生をとるか

考えてみてください。次の2者択一になると考えると、あなたはどちらをとるでしょうか。

 

A.親族社員を残し、その結果赤字が改善されず会社は倒産し、あなたは会社を倒産させた社長として他の親族と親戚づきあいをする。

 

B.親族社員を辞めさせ、その結果赤字は黒字に改善され会社は存続することになった。ただ辞めさせた親族からは疎遠となった。

 

給料に見合った仕事をしない親族社員を辞めさせることにより、Bのようにその親族と疎遠になるのは、よくあることです。ただ、疎遠になるのはその親族とだけであり、関係ない他の親族とまで疎遠になるわけではありません。

 

また、親族はやはり親族です。いったん疎遠になっても、その親族が他で働き口を見つけたり、年金暮らしに入ったりなどで生活が落ち着いてきたら、結構、親族の仲が復活したりするものです。会社が厳しい状態になった時には、給料に見合った仕事をしない親族社員をどうするか、によってその会社の行く末が大きく変わってくることが多いです。

 

社長であるあなたは、親族のしがらみを感じながらも、思い切った策をとる必要にせまられます。経営者は、時には親族の仲より優先させる決断をせまられる時があります。それは経営者の宿命です。

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