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新規銀行との融資取引は信用保証協会保証付融資からが多いのか

メルマガ読者とのQ&A

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【質問】

当社は、新規で融資が始まる場合は、今まで信用保証協会保証付融資ではなくプロパー融資(注:保証付融資でない、銀行が100%リスクを持つ融資)からでした。

 

当社はそんなに利益も出しておらず、自己資本比率(注:貸借対照表の純資産÷総資産)も高くはなく、普通の決算内容ですが、当社の場合は新規融資はまずプロパーから始まっています。(5年前から今月まで、5行から新規融資を受けました。)

 

逆に、2回目、3回目は保証付融資となることが多いです。銀行担当者も新規融資先開拓は別部署だったり、専門の営業担当がいたりして、まずプロパーで新規に貸しておいて、その次から保証付融資にするものだと思っていました。

 

現状はやはり新規銀行からの融資は、まず保証付融資から始まるのが一般的なのでしょうか?(K様)

【回答】

新規銀行と融資取引を開始する場合、

 

保証付融資もしくは手形割引

賞与資金や納税資金、短期つなぎ資金(季節資金や工事ひも付き資金など)によるプロパー融資

長期貸付(注:返済期間が1年を超える融資)のプロパー融資

 

と、ステップを踏んでいくのが一般的な姿です。

 

保証付融資は、銀行にとっては貸倒れとなった場合のリスクが低い融資方法であり、まずはその方法から企業に融資をしていき、返済実績を見ていってじょじょにリスクの高い融資方法に取り組んでいく、というのが銀行の考え方です。保証付融資は貸倒れとなった場合に銀行のリスク負担は0%~20%なのですが、プロパー融資はリスク負担は100%なので、リスクは高いです。

 

ちなみに手形割引は割り引いた手形の決済により回収する融資方法なのでリスクが低いです。また融資においては、返済期間は長期になればなるほどリスクは高くなります。

 

あなたの会社においては、次のケースが考えられます。

 

  • あなた自身の、自社の決算書に対する評価が低くても、銀行から見たら評価が高い決算書になっている。
  • 新規銀行との取引はプロパーといえども、ビジネスローンを使って新規取引を開始している。

 

ビジネスローンは、プロパー融資に分類されます。ビジネスローンは決算書をコンピュータが分析することにより融資が出るか出ないか機械的に決まる融資方法なので、プロパー融資の中でも出やすい融資方法です。ただ最近は各銀行、ビジネスローンの審査は人間の目も入れるなど、厳しくしています。

 

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