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【Q&A】事業承継に備えて借入を抑えるべきか

メルマガ読者とのQ&A

【質問】

製造業を40年営んでいます。この度、息子への事業承継にあたって、借入を少なくしたいと考えています。理想は無借金経営ですが、業種柄、なかなかそうはいきません。その反面、今、設備投資をしなければ、他社との競争に勝てません。

 

また、得意先より、現在より厳しい品質も求められており、その対応も急務です。実情、設備投資には、自己資金だけでは難しく、どうしても金融機関からの借入が必要となります。

 

承継にあたって、借入を少なくしたい気持ちと、経営の土台作りをしたいという気持ちのジレンマに陥っています。どのように考えればよいでしょうか。

【回答】

金融機関からの融資がすんなりと出る経営状態であれば、設備投資は長期に渡りますので金融機関からの融資で対応すべきと考えます。

 

確かに借入金は増加しますが、これを手許資金のみで対応すると運転資金に問題が生じることもありますし、そもそも中小企業の装置産業で無借金経営を目指す必要はないと考えます。

 

もし、無借金経営を経営の一番目標におくなら、業種業態を変えること検討しなければなりません。例えば、ファブレスメーカーなどです。

 

このまま製造業として、モノづくりを目指したいのであれば、将来に向けて安定した経営の土台づくりをお勧めいたします。

 

余談ですが、経営状態がよい中小企業ほど金融機関からの借入を好みません、逆に、わるい中小企業ほど借入を望みます。しかし、金融機関が融資をしたい中小企業は、その真逆です。このことを忘れないでください。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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