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次男への事業承継で長男に株式を持ってもらうと思いますがどう対応すべき?

メルマガ読者とのQ&A

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【質問】

次男に事業承継しようと思い家族に伝えたところ、長男からなぜという問いかけがあり、困惑しています。昔は長男にと思っていましたが、長男は学校の先生になり、戻ってこないと思っていますので、今更という気持ちもあります。

 

そこで、長男に株式を持ってもらおうかと思っていますが、どのように対応したらいいでしょうか。(建設業 T社様)

【回答】

先ずは、長男と次男に対してそれぞれの意思を確認されたほうがいいと思います。

 

場合によっては、長男が先生を辞めて会社に戻るということもあります。また、次男も長男がしないからと、しぶしぶ受け入れていることもあります。そこらを一旦確認されることがよいかと思います。現時点では、あくまでも社長のお気持ちということです。

 

そして次に、次男が社長になる場合、株式は長男には渡さずに次男に集中させてください。そうしないと経営が困難になる場合もあります。

 

これからの相続についてご不安な場合、株式以外での資産を長男に渡すように準備することです。遺言書の残すことも対策となりますので、専門家へご相談してもいいかと思います。

 

社長がもやもやとした気持ちを持ったまま承継手続きを進めることは、絶対に避けていただきたいと思います。お互いの意思を確認し、ご納得のいく決断をしていただきたいと思います。

 

ただ、企業と家族の両方に関係ある話を家族間だけですると、なかなか進展しないこともあります。そのような場合には、弊社のような中立的な立場のコンサルタントが参加することで、客観的に物事を整理できることもあります。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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