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子供と会社とどちらが可愛い?

昨今、事業承継の問題が盛んになっていますが、この事業承継と聞いてふとある事を思い出しました。今から数年前、ある関西の会社に訪問した際、 事業承継の事が話題の中心になりました。

 

その経営者は、その時から資産承継よりも如何に経営を承継させていくかに問題意識を持っておられ、やがて時間が経過し、駅から離れていることも有り、 最寄り駅まで車で送り迎えしてもらったのですが、帰りの車中で、小生がその社長に、

 

「ご子息と会社とどちらが可愛い?」と

 

質問したところ、 その時はずっと黙っておられたのですが、 車を降りる際に、

 

「あんた憎たらしい質問するねぇ」と

 

言われた時の事を思い出します。 創業社長は、一代で事業を起こし手塩にかけて経営を続けてきたわけですから、ある意味ご子息と違った可愛さがあるのでしょうね。

親族内承継をしていく上でのストーリー

経営を承継していく上で 4つのパターンとその特色について書きました。今回からは、親族内承継をしていく上でのストーリーについてお話をしていきたいと思います。

 

まずは、親族内承継のメリット、デメリットに ついて考えてみることにしましょう。

 

まずメリットについてですが、利害関係者の理解が 得られやすいことに加え資本(所有)と経営の一体化が 図れる点にあるといえます。又、後継者が親族であることから長期展望にたって 教育することが可能になることも重要なメリットと言えるでしょう。

 

逆にデメリットと言えば、例えば後継者以外に 多数相続人がいる場合、或いは事業用地が 創業社長の個人名義になっている場合など経営を 維持していく為に必要な資産が分散する可能性が 有る点が挙げられます。

 

それ以外には、後継者不足が言われる中で、親族内に後継者候補が複数名いる場合、後継者を 決定することが難しい点もあるでしょう。

 

長男、次男、三男が同じ会社で重要な役割を担っている中で、その後継者指名に長男だからと言う点で後継者指名をすると 次男、三男が会社を出ていく場合も決してないわけではありません。

 

世間一般ではこのような承継場面が多く存在し、教科書通りの資産の承継だけでは上手くいかないこともこの辺りに理由があるのです。

 

それが故に、親族内承継をはじめに考える場合、 早くから実行していく為のストーリーが必要になるわけです。

 

小生が考えるそのストーリー簡略をすると

 

  1. 後継者候補の適性と意思確認
  2. 後継者候補以外の相続人に対する配慮
  3. 現経営者と共に歩んできた社員への配慮
  4. 販売先、仕入先、取引銀行などの利害関係者に対する理解と同意
  5. 再度、親族内承継選択への再考

 

と言ったところでしょうか?現経営者は苦労して会社を育てているわけですから、事業から創出される利益を親族に引き継がせたいのは 人間的な当然の心情です。

 

これが是非とも具現化するように親族内承継を選択される場合、早い時期から選択されることをお勧めします。

 

執筆:沖原 厚則

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