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経営はもっと上手くいくはずである

この間ふと以前名門和菓子メーカーの社長の講演を聞いた事を思い出しました。

講演終了後、ある視聴者の方からなぜ御社の商品は、長い間「味が変わらないのですか?」と質問をされ、それを受けた社長は「味は微妙に変えていますよ」とお答えになりました。企業が永続していく為には、受け身ではなく事業(この場合は商品)の立地に変化、変革を起こしているものであると感心させられました。

 

今日は、なぜ企業のライフサイクルに事業の再生期が必要となるのか?又、この時期どのように事業を運営すれば良いのかを考えて見ましょう。

 

本来、皆様の経営は、(小生の経営も)本当はもっと上手くいくはずであると考えます。それでは、上手くいっていないとしたら、ブレーキをかけているものがあるに違いないのです。

 

このブレーキを疾病と例えるとしたら、その原因・治療・予防の方針を知れば、経営に変化が現れることになるでしょう。そこで成長期から安定、再生期にかけて経営にブレーキをかける企業が患う疾病について考えてみましょう。

 

多くの企業では、創業から成長期の時間経過と共に「複雑」「増える」傾向にあります。

 

例えば取り扱う商品の品揃えが増え、在庫が増加し、組織が肥大化していく中で、書類等が増えていき、手続きが複雑になる傾向があります。

 

その結果、「高コスト体質」を招き、生産性・収益性の低下をもたらし、経営にブレーキをかける事になります。

 

企業は、何もないところから始まり、成長する為には商品、サービスの幅を広げて行くことは当然の過程です。しかし、その一方で歩留まりが生じることも事実であり、その時点では幅を広げる又は維持するのではなく、事業の立地を狭めて深堀することが必要になるのでしょう。

 

今社内で、動きが鈍くオペレーション等のミスが多くなり、経営コストが割高傾向になっていると共に、取り扱っている商品、サービスにばらまき感が出ているとしたら正に事業の再生期に差し掛かっている段階であり、この時期は止めて・減らして・集中して・尖がること、言い換えれば『分散』させていたものを『Simple化』に変化、変革させていく事が経営の課題になることでしょう。

執筆:沖原 厚則

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