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令和4年度の信用保証協会の融資金額・代位弁済の実績状況

今回は、令和4年度(令和4年4月~令和5年3月)の実績が公表された信用保証協会の融資状況・代位弁済額の実績状況と借入金増加についてお話をします。

 

令和4年度の信用保証協会の融資金額・代位弁済の実績状況

直近4ヶ年の信用保証協会の実績推移

直近4ヶ年の信用保証協会の実績推移は下記の通りです。

 

・保証承諾  ・件数  ・金額

令和元年度  67万件  8兆9389億円

令和2年度  194万件  35兆1233億円

令和3年度  54万件  7兆7219億円

令和4年度  55万件  8兆2122億円

 

令和4年度は、コロナ資金も一巡して例年通りの融資金額で、今後は若干減少するか、横這いで推移すると思われます。因みに、代位弁済額は令和3年度まで融資金額の影響で低下していましたが、令和4年度から下記の通り増加傾向に転じています。

直近4ヶ年の代位弁済の実績推移

直近4ヶ年の代位弁済の実績推移は下記の通りです。

 

・代位弁済  ・件数  ・金額

令和元年度  3.5万件  3386億円

令和2年度  2.3万件  2429億円

令和3年度  2.0万件  2425億円

令和4年度  3.0万件  3509億円

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、いざという時に手元資金を厚くする為に借入したケースが多くあります。

 

経営者は、最悪の状況を想定しながら企業リスクを考える必要があります。又今後、販売先が支払い不能の可能性、売上低迷による過剰在庫の可能性等のリスクを考慮して手元資金を確保する必要もあります。

 

しかし、事業を拡大・成長していくための増加運転資金を加えても資金余剰が出てくる場合は、一旦、内入れ返済して借入金を削減するのも一手法です。

 

手元資金を確実に把握するには、資金繰り表で実績と今後の売上等を加味した予想数字を立てることは重要です。

 

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この記事の著者

  • 井上 貴裕

    東京の地方銀行に15年間勤務。主に中小企業を対象に、担当者として常時100社前後を担当し、多くの取引先と接し、企業の成長・発展に貢献。事業再生支援・財務分析による経営改善等幅広い業務に携わり、資金調達、金融機関との交渉に強みを持つ。長年勤務し身に付けた業務・知識・経験により、金融機関との良好な関係作り、資金調達の支援、銀行が要望している資料作成は熟知している。500社以上の経営者様の相談を受け、解決手段を1000案以上の提案している。

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