サブ銀行からの提案は受けるべきか
メイン銀行という単語を聞いたり、使ったりする社長は多いかと思います。私が思うメイン銀行とは、親身になって会社の経営相談などにのってくれ、社長と金融機関との間に強い信頼関係がある金融機関です。つまり、単に借入残高が多い金融機関ではないということです。
しかし、社長に「メイン銀行はどこですか?関係は良好ですか?」と聞くと、借入残高が多い金融機関をメイン銀行と呼び、関係は良くないというのです。つまり、私が思う定義とは異なり、単に借入残高が多い金融機関を指しています。 次にサブ銀行ですが、メイン銀行の次に借入残高が多い金融機関を指しています。
上記の定義による社長からの話は、メイン銀行は信用保証協会付きや不動産担保による融資を行い、借入残高は多いが経営に対する支援はなく、次に借入残高が多いサブ銀行はプロパーで融資をしてくれ、経営に対する支援もあり良好なパートナーということになります。
新型コロナ関連の融資によることが、上記のようなことに拍車をかけたのではないかと感じています。そして、現在も業績がなかなか回復していない企業はどうにかして改善したいが、メイン銀行に相談できずに悩みが膨らんでいます。
だからサブ銀行に相談し、プロパー融資があるのでサブ銀行も相談にのってくれるのかと感じます。この現象は、〇〇銀行だからとうものではなく、メイン銀行かサブ銀行なのかの立ち位置で対応が変わっており、一概に〇〇銀行は良いとか悪いとかにはなりません。
よって、現在はサブ銀行に経営相談するという選択がよいかと感じます。ただ、サブ銀行がメイン銀行になるという気概があるかないかによっても支援の温度差がありますので、その点はご確認いただければと思います。どのように金融機関と付き合えばいいのか、どこまで相談したらいいのかなどお悩みの場合はご相談ください。
日々のお悩みを弊社にお話しいただくことで、今後の経営の方向性が見えることもあります。些細なことでも構いませんので、ご相談ください。
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