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債務者から見たサービサー

私はここ数週間、再生系サービサーの方と打合せをする機会がありました。改めてサービサーについて皆様へお伝えしたいと思います。多くの経営者はなんとなくの認識だと思いますし、実は、地域金融機関の方もなんとなくの認識という方が多いのです。

 

例えば、地域金融機関の方に「サービサーとは何ですか」と聞いてみてください。

 

サービサーとは、正式には債権回収会社と言い、金融機関等から委託を受けまたは譲り受けて、特定金銭債権の管理回収を行う法務大臣の許可を得た民間の債権管理回収専門業者のことです。1999年の「債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)」に基づいています。

サービサーのメリット

・返済条件の柔軟化

返済スケジュールの再設定に応じてもらえる場合があり、資金繰りが楽になります。

 

・再生系サービサーの場合、経営支援も

資金繰りやM&A支援など、倒産回避や再建に向けた提案をしてくれる場合があります。

サービサーのディメリット

・従来型サービサーの場合、短期的な回収に

事業継続よりも回収優先となり、どこのサービサーと組むかはとても重要です。

 

・情報の非対称性

債務者側は法律・金融知識に乏しいため、条件交渉で不利になることもあります。

 

私が一番にお伝えしたいことは、従来型サービサーは、短期的思考が強く、経営者から見て恐怖心があるかもしれませんが、再生系サービサーは、中期的思考で中小企業の再生の可能性を広げる存在です。もっと言えば、地域経済の維持に期待されています。

 

弊社は、再生系サービサーと共に地域の中小企業を守る存在としてご支援いたします。日々のお悩みを弊社にお話しいただくことで、今後の経営の方向性が見えることもあります。些細なことでも構いませんので、ご相談ください。

 

エクステンドでは、経営者様からの無料相談を受け付けています。資金調達、銀行返済・資金繰りなどの財務でお悩みでしたらお気軽にご相談ください。まずは下記バナーより「無料相談」をご利用ください。財務コンサルタントが親身になって対応致します。

この記事の著者

  • 野上 智之

    広島県出身。公立大学法人北九州市立大学 商学部経営学科卒業。
    大手システム会社を経て、教育研修会社にて新規部門の立ち上げや西日本エリアの責任者として実務を担当。収益の黒字化と人財育成の両立に尽力する中で、「人が育たなければ企業は元気にならない」という強い信念を持ち、中小企業に特化した経営コンサルタントへと転身。
    現在は顧問先の支援を中心に、各地でセミナーや研修講師としても活動。地域金融機関・行政機関との連携や産学連携にも積極的に取り組んでいる。

    【主な活動・資格等】
    ・行政書士試験合格、事業再生アドバイザー(TAA)、宅地建物取引士、
     ITパスポート、動産評価アドバイザー
    ・大正大学 非常勤講師(R6・R7年度 マイスターワークショップ)
    ・大阪公立大学「アントレプレナーシップ教育力育成コース」修了
    ・キャンパスベンチャーグランプリ大阪(CVG大阪)審査委員(2022~2025)
    ・株式会社きたしん総合研究所 アドバイザー/経営者大学 講師(経営計画)
    ・再生支援ネットワーク会議メンバー(日本政策金融公庫 広島支店 国民生活事業)

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