M&A(事業承継)

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M&A譲渡の期限と条件のバランス

本日は、「M&A譲渡の期限と条件のバランス」についてです。

 

M&Aで事業・企業を第三者に譲渡することを意思決定したのですが、業績不振、体調不良などの理由によってその譲渡に期限がある場合、ハイボール(高い条件)を投げても、なかなか成就することは難しいというお話です。それだけではなく、何も得られない(何かを失う)というリスクさえあります。

 

譲渡する場合には、少しでも高く、好条件で譲渡したいと思うのは当然のことで、お気持ちは、理解できます。

 

しかし、その譲渡に期限があることは、買い手側に隠すことはできないと思っていただいた方がいいでしょう。

 

M&Aでは、ありとあらゆる売り手側の情報を買い手側に開示します。

 

決算書、試算表、通帳の写しなどを開示すれば、業績不振であるとか、キャッシュがショートする時期などは買い手側に伝わります。その状況で、ハイボール(高い条件)を投げると、買い手側の心理としては、たとえその対象事業・企業に関心を持っていたとしても、不信感の方が勝るでしょう。

 

それよりも、期限があることを、売り手側自ら最初から買い手側に伝え、事業・企業・それに関わる従業員、取引先、顧客を如何に承継できるかを、我々アドバイザー、買い手側と一緒に考えていくというスタンスが重要です。

 

では、最初はハイボール(高い条件)を投げ、難しいことが明らかになったら、ローボール(低い条件)に切り替えることは、どうでしょうか?

 

一見それでも、悪くないように思うかもしれません。

 

ただ、こういう期限のあるケース含めて、すべてのM&Aがそうなのですが、M&Aの成就までには、売り手側が考えている或いは想定している以上に、時間がかかるものです。

 

従い、大抵の場合、ハイボール(高い条件)での成就が難しいことが明らかになったときには、“期限”までに残された時間がないのです。

 

こうならない(期限切れにならない)ための対処の方法としては、

 

①最初からローボールで、アドバイザー、買い手側と一緒に最善の策を模索する

 

②もっと、もっと早い時期から譲渡の活動を開始する
(因みに、過去の案件の中で、売り手側の視点で、遅すぎるM&Aは沢山ありますが、早すぎるM&Aは一つもございません。)

 

ことだと思います。M&A譲渡の期限と条件のバランスをよく考え、機会損失(この機会損失は大き過ぎます!)にお気をつけください!

 

決して、期限があるのに、

 

「もしかしたら、高値で売却できるかも」

 

と考えてはいけないのです。弊社では無料相談会を定期的に実施しておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

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この記事の著者

  • 松原 良太

    ・青山学院大学経済学部 卒業
    ・オーストラリアボンド大学 大学院 経営学修士課程(MBA)修了。
    ・財団法人日本M&Aアドバイザー協会 代表理事
    ・株式会社ビザイン 代表取締役パートナー
    ・AMD capital management 株式会社 代表取締役
    ・株式会社ビザイン・ファミリー・アドバイザーズ 取締役
    ・近著(共著):この1冊でわかる-M-A実務のプロセスとポイント

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