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税金を払うのがそんなに嫌ですか?

私たちが多くの中小企業経営者から相談を受けていて、よく見かけるのは、目の前の税金を払いたくないばっかりに本当は利益が出ているのに利益が出ていないようにみせかけている決算書です。

利益を少なくするだけならまだしも、ひどい場合はわざと赤字にしている企業もあります。

本当は黒字なのにわざと赤字にして、それで銀行から融資を受けたい、とそういう経営者は言うのですが、融資を受けたいのならなぜ赤字にしたのか、理解に苦しみます。

私が言いたいのは、決算書は正直な数字を出しましょう、ということです。
黒字なら黒字、赤字なら赤字で、正直に出しましょう、ということです。

黒字が出たら、何割かを税金で支払ってもよいではないですか。

一方赤字であったら、そのまま決算書を作ったらよいではないですか。赤字を黒字に粉飾して無理やり融資を受ける企業がどういう末路をたどるかは、このメルマガで何回も述べています。

制度にのっとった節税なら、よいでしょう。正直な数字を出して、そして税金を安くする制度を税理士に教えてもらって税金を安くするのならよいでしょう。

一方、無理な節税は、自分の首を確実に絞めます。

税金を払いたくないばっかりに、期末に、必要でもない経費を一気に使い、資金繰りを厳しくしてしまう経営者がいます。

本当は経費で落とせない経費を、何だかよく分からない「テクニック」を使って無理に落として赤字にし、融資が受けられなくなってしまう企業もあります。

何が本当に大事なのか、考えていただきたいです。

税金をケチることよりも、融資を受けやすい状態にして資金繰りが困らないようにすることの方が、ずっと大事なことではないでしょうか。

来週、21日、22日に、私の会社に税務調査が入ります。私の会社は4年目ですが、税務調査は始めての経験であり、正直私は不安です。。

しかし、税務署に対してやましいことは一切やっていないので、一方では大丈夫だろう、ということも思っています。

利益が出たらそれだけ税金も多くかかりますが、私はそれをケチろうと思ったことはなく、正直に決算書を作り、正直に税金を払ってきているから、ドーンとかまえています。

目先の利益のために小手先のテクニックを使い、後で大きな痛手を負うよりは、法律にのっとって正直に、まじめに経営すれば間違いは起こりません。

そのためには、経営者がぶれないことが重要だと思っています。

税金を正直に払うと経営が厳しくなる、社会保険を正直に払うと経営が厳しくなる企業は、いかに税金・社会保険を払わないかというテクニックよりも、経営全般を見直す方がずっと重要ではないでしょうか。

上場企業では、払わなければならない税金を払わない、払わなければならない社会保険を払わない、という不正は起こりません。

自分の会社は中小企業だから、零細企業だから、こんなことはやってもよいだろう、という甘えは、許されないと私は思っています。

ただ私の会社には、資金繰りが厳しい企業が多くご相談にこられるので、そのような企業に、税金・社会保険を厳しい資金繰りの中でどうやって対処していけばよいか、というアドバイスや、実務も私たちは行っています。

経営者が、本当はしっかり税金や社会保険を払うべきだとしっかり認識しているのに、厳しい資金繰りの中で払えないのでどうしたらよいのだろう・・・というのはやむをえないでしょう。

そうではなく、経営者の意識の中に、不正に税金や社会保険を払いたくない、と思ってしまうのが、大きな問題だと私は思うのです。

また、一部の税理士には、目先の利益のためだけに小手先の節税のテクニックを教えて、結果、顧問先企業をむちゃくちゃにしてしまう人もいるので、経営者として自己防衛が必要です。

税金と融資とは、はっきりいって、片方をとればもう一方は失う、という関係にあります。

税金をケチって、その結果、融資が受けられなくなっている企業がいっぱいあります。あなたの会社はどうですか?

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