緊急保証制度終了による、 リスケジュールを行っている企業への影響
メルマガ読者とのQ&A
【質問】
緊急保証制度の打ち切りにより、再び責任共有制度(保証協会保証付融資でも銀行が20%のリスク負担を負う制度)で銀行が再びリスクを負うことになりますが、このことにより、リスケジュールを行っている会社には、銀行はどんな対応をしてくることが予想されますか。
リスケジュールはしない方がよかったのでしょうか。(A様)
【回答】
緊急保証制度は融資の制度、金融円滑化法はリスケジュールの制度です。まずその違いを今一度、整理してください。
リスケジュールを行っている会社は、そもそも新規融資を受けることは困難ですので、緊急保証制度がなくなろうと、影響はほとんどありません。また、リスケジュールを行う会社は、銀行から新規融資を受けることが困難であったはずです。
もともと融資が受けられる状態でなかったからリスケジュールを行ったわけであって、リスケジュールを行っていなければすぐにでも資金不足に陥り、会社が立ちいかなくなっていたことでしょう。
リスケジュールを行って正解です。