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どのようにメイン銀行に話をもっていけばよいでしょうか?

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【質問】

今期の決算予測では、売上高は増加したのですが、利益額は微増になりそうです。

 

また、コロナ融資の返済も始まり、手許資金は減少しています。メイン銀行には新たな融資を依頼しているのですが、なかなか前に進んでいません。どのようにメイン銀行に話をもっていけばよいでしょうか?(印刷業 A様)

【回答】

このようなご相談はとても多いです。それは、材料費などの高騰により販売価格の転嫁をしたとしても、十分に転嫁されていないことが要因です。

 

販売数が同じであっても販売単価が上がれば、売上高は上がります。

 

しかし、仕入高も上がっています。

 

このようなときに決算書で気にして欲しいことは、損益計算書では粗利率、貸借対照表では増加運転資金です。

 

運転資金 = 売掛金 + 在庫 - 買掛金

 

増加運転資金は、前期と今期の運転資金の増加分です。おそらく上記の場合、運転資金が増加しています。計算式では、今期運転資金-前期運転資金がプラスになります。

 

また、価格転嫁のみならず、なかなか材料などが入ってこないため、いつもより多く在庫を抱える場合もあります。

 

このような仕入単価の上昇問題と仕入自体の流通問題により、運転資金が増加します。

 

増加運転資金分は立て替えになりますので、手元資金は減少します。売上が増加しているという喜びの感覚とは真逆のことがおき、社長様の資金繰りが忙しくなります。

 

よって、メイン銀行には、増加運転資金額をこちらで計算して、その立替分を融資して欲しいと依頼することとなります。

 

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この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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