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会社は倒産する

突然ですが、人は必ず最後の時を迎えます。ただ、そのことが身近で起こるのか、テレビなどのニュースで
見るかによって、その受け止め方は全く異なります。誰もが思うことは、生きている時にもっとこんなことをしてあげたかったという後悔です。本当は生きている時に、できる限りのことをしてあげたいものです。

会社は倒産する

先日「往生を考えたことはありますか」という過去にお坊さんから聞いた言葉を、ふと思い出しました。まだ若いから、病気をしていないからとかの理由により、日常生活において「死」を深く考えたことは、その言葉を聞くまで私にはありませんでした。

 

お坊さんはこうも言われました。

 

「死を考えることは、生を真剣に考えることです。」

 

私はこの言葉が強烈に脳裏に焼きつきました。自分は真剣に一日一日を生きているだろうか。もしかしたら、なんとなく生きてはいないだろうか。明日が必ず来る保証は誰にもないにも関わらず、明日は必ず来ると思いこんでいないだろうか。今日一日、今の一瞬を精一杯生きることが、本当に大切なことだと改めて心の底から思った瞬間でした。

 

このように考えた時、会社もこれから先ずっと存在し、成長し続けるものと考えて経営することと、会社はいつか無くなるものだと考えて経営することは、雲泥の差があるのではないかと思います。

 

つまり、会社が赤字になって初めて会社が危ないと思い対策を打つのか、今は順調で成長を続けているが、いつか経営が苦しくなる時があると考え、日々危機感と緊張感をもって経営をするかということです。

 

再生現場では、債務超過で資金が不足しているにも関わらず、まだ、会社は存続できると何の根拠もなく考えている社長もいます。このような会社は、再生することはありません。いや再生できる会社だとしても、再生できる社長ではないため、結果、会社は再生できないのです。

 

どこの会社も平等に倒産する。このように考えて経営すれば、今日一日の行動、経営は異なり、真剣に一日の業務を遂行するはずです。その結果、その会社はこれまで以上に順調に成長し続けるに違いありません。

 

私は「自分の会社が、倒産しそうになったらどうしますか?」と、成長企業こそ聞いてみたいと思っています。

 

答えはそれぞれでしょう。

 

順調な時に聞かれた場合、そんなことは考えられないと否定されるかもしれません。また、それほど会社の経営が悪いのか、と日頃の不安が的中したように思う人もいるでしょう。答えはその人の感想だから、それはそれで構いません。しかし、次の行動は、全社員が同じであって欲しいのです。

 

それは、問題のない会社はないという考えで、皆の力を集結させて、会社をより良くするための行動を起こすことです。今、自分ができることを逃げずにやり切って欲しいと思います。

この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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