M&A買収時に行うデューデリジェンスは専門家だけでは終わらない。
一般的に、M&Aにおけるデューデリジェンスは、弁護士、公認会計士、税理士などの専門家が最終的な対象企業のリスクを調査するものだとされています。
勿論、その通りです。しかし、デューデリジェンスの期間中、買い手側はその結果を待っているだけでは”ダメ”です。リスク調査よりも、もっともっと重要な調査を買い手は自ら行うのです!というのがこのお話です。
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買収後のシナジー効果を見極めること
M&A(合併および買収)のデューデリジェンスは、単に対象企業のリスクを調査するだけでなく、もっともっともっと重要な目的の一つは、買収後のシナジー効果を見極めることです。これは基本的には買い手側が自ら行うものです(勿論、外部コンサルタントと進めてもOKです)。
シナジー効果とは、異なる企業が統合された際に、相乗効果が生まれ、新しい組織が合併前の単なる合算以上の価値を創出することを指します。
1+1=2のM&Aでいいという買い手様にいないと思います。1(売り手)+1(買い手)を如何に早く2以上にできるかが、M&Aの真骨頂です。
デューデリジェンスプロセスは、買収を検討する企業にとって非常に重要です。これは、買収後の戦略的な成果を最大化し、買収価値を最適化するための重要なステップです。売り手対象企業のリスクを理解することは確かに重要ですが、同様に、いやそれ以上に、買収後のシナジー効果を見極めることも買収の成功に不可欠なのです。
シナジー効果を最大化するためには
シナジー効果を正確に評価し、最大化するためには、デューデリジェンスプロセスを通じて、両企業の戦略、文化、プロセス、および資産を詳細に評価する必要があります。
これにより、統合計画を策定し、買収後のシナジー効果を実現するための具体的なステップを明確にすることができるのです。デューデリジェンスを通じてシナジー効果を見極め、最終的な合併の成功を確保することが、M&A戦略の不可欠な要素となります。
しかし、それだけではありません!
他の買い手よりも有利な条件を提示可能に
買い手候補が複数いて取得を競っているようなM&Aでは、シナジーを細かに検討することで、他の買い手候補よりも有利な条件を提示することも可能になります(同時に、これ以上が出せないという見切りの数字を算出することになります)。
是非、デューデリジェンスの期間中にしっかりとシナジーを検討するようにしてください。このシナジーの検討の着手は、デューデリジェンスの前に着手しても全然OKです。早ければ、早いほどいいです。
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