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M&A(売却側)の流れ

数多くM &Aアドバイザリー会社があり、M &A流れなど目にする機会が多くなっていると思います。我々がお客様の元に訪問した際に流れを説明するとネットで見て分かっていると言うお客様は多いです。

 

M &A事業部の堂園です。今日は、M&A(売却側)における流れをお伝えいたします。

 

しかしながら実際にM &Aが進んで行くとネットなどで見て分かっていると言っていたお客様より流れがわからないと言われることがあります。

 

大まかなM &Aの流れは以下のようになります。

①ノンネームシート作成、詳細レポート作成(案件概要書)

決算書などの財務資料を頂き、インタービューを行い作成します。

・ノンネームシート
 社名を伏せて簡単な事業概要・財務概要を記載したもの。
(例)大阪府、建設業(土木工事)、売上高1億円、従業員5人、公共工事70%

 

・詳細レポート
 詳細な事業概要、財務概要、従業員一覧、取引先一覧など記載し、買手側が買収を検討できるようなレポート

②ノンネームにてアプローチ開始

ノンネームシートにてアプローチを行い、興味がある先が現れると秘密保持契約の締結、売手側より自社の社名開示の承認、詳細レポート提出→買収の検討および質疑応答など

③トップ面談

主に売手側の本社にて、面談。お互いの会社紹介、M &Aをする理由、買収後のビション、現場見学などを行う。売手側や買手側の希望によりトップ面談は複数回行うこともあります。

④意向表明(法的拘束力なし)

買手側より、買収金額、M &Aを行う理由、M &A後の展開などを記載し売手側に提出。

⑤基本合意(法的拘束力なし)

売手側が概ね意向表明の内容で問題なければ、基本合意を行い、基本合意締結先と優先的に交渉を行う。

⑥買収監査(デューデリジェンス、DDとも言います)

決算書や内部資料の正確性の確認、事業内容の確認、各種管理の仕方などを行います。実施の仕方は買手側により様々です。会計事務所や法律事務所に依頼を行い2-5名で売手側に赴き実施される企業や、簡単な確認で済ませる企業もあります。

⑦最終契約書のすり合わせ

契約内容の詳細を詰めていきます。金額や受取方法、M &A後に現経営者が残留する場合の報酬など。

⑧譲渡契約締結、決済

譲渡契約の締結、譲渡額の支払、各種書類等の引渡し。

 

よくどのくらい期間がかかるのか?と言う問い合わせがあるのですが、一般的な例で言うと半年から1年ぐらいかかります。(中には1~3ヶ月と言う例もありますが極めて稀です)当然1年以上かかるケースや、成約に至らない例もあります。

 

⑤基本合意から⑧譲渡契約締結までが概ね2-3ヶ月なのですが、
②アプローチから④意向表明までが私の経験上一番時間がかかります。

 

弊社では無料相談会を定期的に実施しておりますので、ご相談下さい。

 

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この記事の著者

  • 堂園 卓也

    経歴について
    流通小売業(東証1部上場)の会社にてストアマネージャーとして店舗運営管理(損益管理、在庫管理、人員管理)、不振店舗の再生担当として従事。

    主な実績
    ・原価管理及び値決め力の向上による粗利率の改善
    ・借入金の長期短期のバランス調整によるキャッシュフロー改善
    ・売上債権、仕入債務、在庫回転率の改善による財務改善
    ・リスクマネジメント(保険の見直しによる財務改善)
    ・資金調達

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