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岡山県のM&A事情。事業承継・事業引継ぎとの関係は?

現在、日本では中小企業を対象としたスモールM&Aが盛んに進められています。中小企業の多い岡山県も例外ではなく、岡山県内の企業によるM&Aや他県の企業とのM&Aが進められています。中小企業のM&Aが進む背景には、どのような問題があるのでしょうか。

 

今回は岡山県のM&A事情と、事業承継・事業引継ぎとの関係についてご説明します。

岡山県の産業の特徴と中小企業の現状

岡山県では次のような産業が盛んです。また、岡山県内の企業の状況についても、ここでご紹介します。

岡山県の産業の特徴とは

岡山県では水島コンビナートに代表されるように石油の精製や石油化学工業、鉄鋼業、自動車製造業などが盛んです。また、それに付随する運輸業や廃棄物性産業も盛んです。

 

さらに、古くから衣類や繊維製品関連の産業が発達しているエリアであり、現在も学生服や企業のユニフォーム、ジーンズは岡山県の主要生産品目となっています。

岡山県の中小企業・小規模事業者の現状

岡山県が発表しているデータによると、2016年における岡山県内の企業のうち、中小企業と小規模事業者が占める割合は全体の99.8%を占めているとされています。また企業で働く人のうち、82.6%が中小企業・小規模事業者に勤務しているとされています。

 

しかしながら、中小企業・小規模事業者数は2016年から2018年の2年の間に5.2%に該当する2,856社が減少し、従業員数も4.1%にあたる19,686人が減っているとされています。

 

中小企業・小規模事業者は岡山県の産業を支える存在ではあるものの、企業数や従業員数が減少傾向にあり、非常に厳しい状況に置かれていると言わざるを得ない状態になっています。

岡山県の人口の状況と後継者問題

岡山県では、2005年をピークに人口が減少傾向にあります。また、20代の転出が多く、若い世代が就職等を理由に岡山県外に多く転出しています。

 

帝国データバンクによると、2021年には岡山県の後継者不在率は63.4%となっており、全国平均を上回っているとされています。年間の売上が1億円未満の企業の76.8%、従業員が10人未満の企業の69.6%が後継者は不在としており、岡山県の規模の小さな企業ほど後継者不足に悩んでいる傾向が強く示されています。

岡山県のM&Aの現状

岡山県では、さまざまな企業のM&Aが進められています。岡山県の企業のM&Aの事例と、岡山県のM&Aの現状についてご説明します。

岡山県で行われた代表的なM&Aの事例

雪国まいたけによる三蔵農林とのM&A

2019年にはキノコの栽培・販売会社である新潟県の雪国まいたけが、マッシュルームの生産で高い知名度を誇っていた岡山の有限会社三蔵農林とのM&Aを行い、連結子会社化しています。

きずなホールディングスによる備前屋とのM&A

東京都の関連葬祭関連事業を営むきずなホールディングスは、2021年に岡山県の備前屋をM&Aによって完全子会社化しました。備前屋は、岡山県内で3店舗の葬儀場を営む冠婚葬祭事業者です。

センコーグループホールディングスによるダイヤクリーニングとのM&A

東京都のセンコーグループホールディングスは、2021年に岡山県のダイヤクリーニングを完全子会社化しています。センコーグループホールディングスは物流やライフサポート事業など、さまざまな事業展開をする企業であり、ダイヤクリーニングは岡山・広島・香川・兵庫に約200のクリーニング店舗を持つ企業です。

岡山県のM&Aの現状とは

上にご紹介した以外にも、岡山県内ではさまざまなM&Aが行われています。岡山県の中小企業では後継者不足も深刻になりつつあり、事業承継・事業引継ぎを目指したM&Aも多く進められています。

 

岡山県のM&Aは、岡山県内の企業同士で成立する例もありますが、上に紹介した例のように岡山県外の企業とのM&Aが成功する例も少なくありません。買収企業にとっては、岡山県内の企業が持つ技術やノウハウとマーケットを獲得し、これまで注力できていなかった事業分野を強化したり、新たなマーケットを獲得できるといったメリットがあります。そのため、事業承継・事業引継ぎのためにM&Aを希望する場合も、買い手企業として岡山県内の企業だけをターゲットとするだけでなく、広く希望に合った買収先を探した方が希望の条件に近いM&Aを成立させられる可能性が高くなるでしょう。

エクステンドが進めるM&A・事業承継・事業引継ぎ

エクステンドは、中小企業専門の経営コンサルティング会社です。多くの中小企業の社長様からご相談をいただき、M&Aはもちろん、事業承継や事業引継ぎのサポートを行っています。

エクステンドは中小企業庁のM&A支援機関の登録企業

エクステンドは赤字企業のM&Aのサポートだけでなく、企業価値を最大化するためのM&Aコンサルティングや事業承継のためのM&Aにも取り組んでいます。エクステンドは中小企業庁が定めるM&A支援機関にも登録しており、これまでの豊富なコンサルティング経験を活かし、最適なM&Aスキームの決定から完了までを一貫してサポートしています。

 

また、事業承継や事業の引継ぎにあたっては、M&Aだけでなく、さまざまな手段を提案しながら、その企業にとって最適な方法で事業の承継または引継ぎを目指しています。

岡山駅前には岡山サテライトオフィス

エクステンドの本社は東京にあり、大阪や名古屋、福岡にも拠点を置いております。全国の中小企業の経営支援やM&Aに取り組むにあたり、より岡山の企業を積極的にサポートするため、岡山駅の近くに岡山サテライトオフィスも新設しております。

まとめ

岡山県では、積極的にM&Aが行われています。岡山県内の産業を支える中小企業の数は毎年減少しており、さらに、若い世代の県外流出なども進んでいます。そのため、規模の小さい企業ほど後継者の不在に悩み、事業承継や事業引継ぎが難しくなりつつあります。そのような企業にとって、M&Aは事業を承継できる手段の一つでもあります。

 

M&Aに関心があるけれども、どのように進めてよいのかわからない、M&Aについて話だけでも聞いてみたいという場合は、どうぞお気軽にエクステンドまでご相談ください。電話相談は無料で承っております。

 

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