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地域金融機関との信頼関係構築

先週、ある信用組合の若手職員研修を担当させていただきました。主なテーマは、中小企業経営者様と職員の信頼関係構築についてです。

 

本日は、その研修を通して感じたことを2つ記載したいと思います。コロナ渦ですので会話はなるべく控えるようにし、紙面へ書いてもらうことで見えてきたことがありました。

 

ひとつは、若手職員はとても真面目だということです。あなたの会社の社員研修を考えて欲しいのですが、誰をその研修に参加させるかとなったとき、積極的に是非ともその研修に参加したいという社員は多くいますか、ということです。

 

答えはあまりいないということです。

 

つまり、積極的な参加姿勢にならず、ときが過ぎるのを待つという態度です。

 

この度参加された若手職員は、コロナ渦でたいへんな中小企業をどうにかして支援したいという想いを持って参加されており、とても素晴らしいと感じました。

 

もうひとつは、金融庁から公表されている方針などを見ていないということです。

 

確かに若いとき、大局を見て自分の仕事を振り返るということは、私もしてきませんでしたので、あまり大きなことは言えませんが、それは横に置いておき、金融庁がこれからどのようなことを行いたいのかという内容に触れていないのです。

 

もしかしたら、上司がその内容をかみ砕いて指導しているのかも知れませんが、私は何ごとも原本を自分で見るということが大切だと思っています。それは、誰かの言葉には誰かの意思が介入するからです。よって研修参加者には、ネットで調べて欲しいと伝えました。

 

ここで私たちにとって問題が発生します。それは、金融庁がこういう方針なのでこうしようと思っていても、現場ではそうなっていないということです。だからこそ教育が必要となるのですが、スピードが遅くなります。

 

経営者様のなかで金融対応に悩んでいらっしゃる方は、金融庁のウェブサイトを確認いただき、その内容を口頭で伝えるのでなく、伝えたい内容をプリントアウトして地域金融機関の職員に渡していただきたいと思います。

 

これにより、経営者様の想いがスピード感をもって前進することもあると思いますし、お互いが思っていることを話すよい機会となり関係性がよくなると思います。

 

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この記事の著者

  • 野上 智之

    公立大学法人北九州市立大学卒業、大手システム会社を経て、教育研修会社での新規部門立上げや西日本責任者としての実践により、収支損益の黒字化と人財育成がなければ、企業は元気にならないという強い信念のもと中小企業に特化した経営コンサルタントに転身。現在も10社を担当し各地でセミナーや研修を実施したり、地域金融機関との連携を実施。行政書士試験合格、宅地建物取引士、動産評価アドバイザー(TAA)、中小企業庁ミラサポ専門派遣登録専門家、プッシュ型事業承継支援高度化事業登録専門家(中小企業庁)、再生支援ネットワーク会議メンバー(広島)

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