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運転資金を調達する時、銀行によい印象を与える資料

今回は、資金使途や融資金額の妥当性が重要な経常運転資金について、お話をします。

 

運転資金には、経常運転資金、増加運転資金、季節資金、賞与資金、納税資金、在庫資金、つなぎ資金、減産資金、赤字補填資金等多くの種類があります。

 

一般的に運転資金と言えば、経常運転資金が該当します。

 

〇経常運転資金の算出方法

 経常運転資金=売上債権+棚卸資産−買入債務

 

但し、売上債権の中に回収不能な不良債権がある場合や、棚卸資産の中に使用できない不良在庫がある場合や、粉飾による架空債権や在庫がある場合は、上記算出した金額より大きい数字になります。

 

また、売上債権と棚卸資産の合計金額が買入債務より小さい場合は、経常運転資金は発生しません。

 

金融機関に融資金額と共に資金使途を明確に伝えることは重要です。

 

  1. その資金は何に使用するのか
  2. 借入することでどのような成果が得られるのか
  3. 利益が計上でき返済が確実である点等

 

運転資金の場合、資金使途の具体的な内容や直近試算表以外の資料を銀行から要求されないケースが多いですが、こちら側から情報を伝えていきましょう。

 

融資金額・資金使途を確認する資料として資金繰り表があります。予想資金繰り表から確認できるので、融資金額との整合性が見れます。

 

金融機関から言われてから資料を作成するのではなく、事前に資料を作成し、その場で資金使途等の具体的な説明すると良い印象を与えるので取り入れてみて下さい。

 

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この記事の著者

  • 井上 貴裕

    東京の地方銀行に15年間勤務。主に中小企業を対象に、担当者として常時100社前後を担当し、多くの取引先と接し、企業の成長・発展に貢献。事業再生支援・財務分析による経営改善等幅広い業務に携わり、資金調達、金融機関との交渉に強みを持つ。長年勤務し身に付けた業務・知識・経験により、金融機関との良好な関係作り、資金調達の支援、銀行が要望している資料作成は熟知している。500社以上の経営者様の相談を受け、解決手段を1000案以上の提案している。

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