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M&Aに遅過ぎたはあっても、早過ぎたはない!

先日、某地方自治体が主催する実践的な事業承継のセミナーに講師として参加させていただきました。

 

中小企業のM&A(第三者への事業承継)全体の初歩的なお話、売り手目線で準備すること/注意することなどのお話、買い手目線で準備すること/注意することなどのお話という内容でした。

 

20社から30社の出席でしたが、セミナー後の質疑、個別相談など非常に活発で大変驚きました。多様な質疑をいただきましたが、この機会を通して改めて、言いたいこと、お伝えしたいこと を再認識させていただきました。何度なく触れていることですが、業績不振の場合のM&Aは、待った無いし!ということです。

 

M&Aってどうなんだろう?初めてのことだから。。。的に躊躇している時間ほど無駄な時間はないのです!業績不振に苦しむ企業がM&Aを通じてスポンサーを探す際に、何が重要かについて改めてお話させてください。

M&Aに遅過ぎたはあっても、早過ぎたはない!

 

なぜM&Aには時間が重要なのか

多くの企業が、M&Aに躊躇して時間だけを過ごすことが、成功への道を阻害することを忘れてはいけません。実際、決断と行動が早いほど、事態を有利に進展させる要因となります。

 

まず、なぜM&Aが重要なのか考えてみましょう。業績不振の企業にとって、新たなスポンサーや提携先を見つけることは、再建の大きな一歩です。しかし、M&Aは計画と時間が必要なプロセスです。そのため、躊躇して時間だけが過ぎ去ることは、企業の状況を悪化させる可能性が非常に高いのです。

 

事態を困難にする要因の一つは、市場の変化です。競争環境は常に変動しており、競合他社が先を越されることは珍しくありません。適切なスポンサーが利用可能なうちに行動しないと、チャンスを逃してしまう可能性があるのです。

資金繰りの問題

また、資金繰りの問題も考慮すべきです。業績不振の企業は資金に余裕がないことが多いため、時間の経過と共に財務状況が悪化する可能性が高いです。M&Aを進める際には、適切な財政戦略と資金調達計画を立てることが不可欠です。早期に行動すれば、資金繰りを改善し、交渉の強みを持つことができます。

 

さらに、自社の事態が好転したり、状況が変わった場合は、いつでもM&Aを見送ることができる(中止することができる)ことも重要です。

 

状況が最悪になってからM&Aするという路線変更はできません。でも、状況が良くなったので、M&Aを止めることはできます。M&Aは柔軟性を持つ戦略であり、状況に応じて最善の選択をすることができます。

信頼の構築の時間

最後に、信頼の構築も時間を要します。スポンサーや提携先を見つけるには、信頼関係を築く時間が必要です。長期的なパートナーシップを構築するためにも、早期に交渉を開始し、相手との信頼を築くことが大切です。

 

つまり、業績不振の企業がM&Aを検討する際には、躊躇せずに決断し、早期に行動することが成功への鍵です。市場の変化や資金繰りの問題を考慮し、信頼を築く時間も確保しつつ、前向きな一歩を踏み出しましょう。M&Aは企業再建の可能性を秘めており、早期決断と行動が成功への近道です。

 

「M&Aに遅過ぎたはあっても、早過ぎたはない」のです。M&Aをご検討している方は、まずは無料相談をご活用ください。M&Aアドバイザーが御社の状況をお聞きし最適な対応策をアドバイスさせていただきます。下記バナーの「無料相談」をご利用ください。

この記事の著者

  • 松原 良太

    ・青山学院大学経済学部 卒業
    ・オーストラリアボンド大学 大学院 経営学修士課程(MBA)修了。
    ・財団法人日本M&Aアドバイザー協会 代表理事
    ・株式会社ビザイン 代表取締役パートナー
    ・AMD capital management 株式会社 代表取締役
    ・株式会社ビザイン・ファミリー・アドバイザーズ 取締役
    ・近著(共著):この1冊でわかる M&A実務のプロセスとポイント

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