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個人M&AであるWho are you?問題

今回の本題は、一昨年頃より、増えつつある個人M&Aについてです。

 

弊社へも、脱サラをして、M&Aで事業・企業を買収することで、独立を果たしたいというご相談が増えております。

 

お問い合わせをいただくことは大変有り難いのですが、正直に申しますと、

 

個人M&Aに関する書籍を読んだ、或いは個人M&Aに関するTV番組を見て、”安易”に「これだ!」と考えお問い合わせをいただくことが多いのが事実です。

 

M&Aは個人であれ、通常のM&Aであれ、目的ではなく、手段です。つまり、買い手側からすると、終わりではなく始まりです。

 

取得するだけでなく、取得した事業・企業を経営し、発展成長させなければなりません。

 

それには、取得力と経営力という2つの違った能力が必要です。

 

・取得するまでに必要なのが、取得力。

・取得後その事業・企業を発展成長させる力が、経営力です。

 

この経営力は、事業会社にお勤めの時に、将来的な独立を意識して養っておかなければなりません。一朝一夕に、身につけることができるものではありません。少なくとも、M&Aの売り主より圧倒的な経営力がないと取得はできても、発展成長どころか、維持することもできないという結果に終わる可能性が高いです。

 

取得力に関しては、勿論、ご自身で勉強する必要もありますが、我々のようなM&Aアドバイザーを活用することで、経験・知識不足を補てんすることが可能です。

 

ただ、M&Aアドバイザーは国家資格でも何でもないので、良からぬ業者存在することも事実ですので、しっかりとしたアドバイザーを見極めるための、或いは、騙されないだけの自身による知識武装は必要です。

 

M&Aアドバイザーを活用する場合でも、活用しない場合でも、個人M&Aの買い手として実務的に最初に準備することは何でしょうか?

 

答えは、Who are you 問題を回避することです。

 

例えば、個人M&Aではなく、会社でM&Aで買収するという通常のM&Aの場合は、買い手が誰(どんな会社)であるかは、HP(ホームページ)や会社案内で、M&Aアドバイザー或いは売り手様に説明、ご理解いただくことは非常に簡単に行えます。

 

ところが、個人となった場合はどうでしょうか?

 

「私、松原が買い手です!」ということだけで、M&Aアドバイザー、売り手が労なく「松原」を理解できるでしょうか?

恐らく理解できないと思います。

 

理解できない相手への売却を検討するでしょうか?

 

M&Aアドバイザーサービスを提供するでしょうか?

 

恐らくしない(できない)と思います。

 

ですから、M&Aアドバイザーに買収のサポートを依頼するとき、売り手に買い手であるご自身を説明するときに必要になる「自分概要書」「自分案内書」を是非、最初にご用意ください。会社が買い手ならHPや会社案内があるように個人の場合でも同様のものが必要です。

 

弊社に個人M&Aに買い手としてお問合せをいただく方の中にも、事前に上記のような「自分概要書」「自分案内書」或いは単純に職務経歴書的なものをご用意いただている方も少ないですが、いらっしゃります。

 

そこまで準備されている方の方が確かに、M&Aの進み方がスムーズで、成功確率の高いです。是非、「自分概要書」「自分案内書」を!

 

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この記事の著者

  • 松原 良太

    ・青山学院大学経済学部 卒業
    ・オーストラリアボンド大学 大学院 経営学修士課程(MBA)修了。
    ・財団法人日本M&Aアドバイザー協会 代表理事
    ・株式会社ビザイン 代表取締役パートナー
    ・AMD capital management 株式会社 代表取締役
    ・株式会社ビザイン・ファミリー・アドバイザーズ 取締役
    ・近著(共著):この1冊でわかる-M-A実務のプロセスとポイント

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